以前私がウェディングプランナーをしていた会場に、あるカップルが結婚1年目の記念日ディナーを申し込まれました。
でも、そのカップルは他会場で挙式披露宴をし私の会場では二次会をした方。
なぜ挙式披露宴をした会場で記念日をしないのか伺ったところ、「行ったらなくなっていたんです…」と。
現在のブライダル業界は商業主義に支配されており、会場はスクラップ&ビルド、新郎新婦のご希望より業界・会場の都合を優先する傾向があると、私は考えます。そんな中、私くらいは「したい場所でしたいように結婚式ができる」ウェディングプロデュースをしたい、と考えたのが起業のきっかけでした。
アーケイディアが手掛けるユニークウェディングのコンセプトは「思い出はいつもここにある」。
結婚後もことあるごとに訪れ、その日のことを思い起こすことができる、そんな会場を探し、お二人にしかできないウェディングを企画します。
また、アニバーサリーウェディングのコンセプトは「いつでも、どこでも、何度でも」。
どんな事情があるにせよ、結婚式は人生の次のステージに向かうための扉であってほしいと企画しました。
結婚式はゴールではなくスタートです。その後に続く結婚記念日、お子様の誕生、ご家族のお祝いなど、アーケイディアは結婚式から始まるお二人の新しい人生のすばらしい時間を彩るお手伝いをさせて頂きます。
オリジナル結婚式やイベントの企画・運営・司会を自ら手掛ける。
和歌山生まれ、大阪育ち。
幼少の頃から演劇に親しんでいた影響で舞台演出家を目指す。
演劇に没頭していた大学時代に、舞台関係者から東映太秦映画村での着ぐるみキャラクターショーの仕事を紹介され、着ぐるみ役者を経てキャラクターイベントの司会・歌のおねえさんに。
その後、司会者としての幅を広げるべく2007年より婚礼司会者としても活動をスタート。
当時所属していた司会事務所においては、司会業をしながら、マネジャー、琵琶湖船上ウェディングのプロデューサーという3足のわらじを履く。
船上という特殊な環境での結婚式を50件以上手がけることで、どんな場所でも結婚式プロデュースができるという自信をつける。
この間に、大阪府堺市大泉緑地の芝生広場での初のウェディングプロデュースや、滋賀県高島市高島商工会とのタイアップによる文化財「今津ヴォーリズ資料館」でのオリジナル人前式「今津大正浪漫」を企画、初のブライダルフェアなどを手掛ける。
2011年1月1日独立、Arcadiaーアーケイディア設立。同年11月11日、新大阪にオフィスを構える。
先年の大泉緑地ウェディングが公営施設の新しい価値を創造する企画として大阪府から注目されたことにより、2011年、大阪府池田土木事務所・大阪府公園協会とコラボレーションし、大阪府豊中市服部緑地都市緑化植物園で初のウェディングをプロデュース。
モニター募集をかけたところ、毎日新聞・FM Osaka・Yahoo!ニュースなどに記事として取り上げられ、20組を超えるカップルから応募があった。
その後も行政機関とのタイアップなどにより、2本目となる大泉緑地芝生広場でのウェディング、京都市国際交流会館特別会議室でのウェディングなど、既存の婚礼会場とは一線を画す結婚式を企画。
また、結婚式へのニーズの多様化を見据え、アニバーサリーウェディングなど、結婚式にかける手間をできる限り削減し、プチプライスで実現可能なプランを企画。
再婚の方・事情があり結婚式ができなかった方・家族へのサプライズプレゼントにしたい方などに好評を博す。
2013年4月よりオフィスを神戸北野に移転。
今後はもっと自由な結婚式を提案する「ブライダルエヴァンジェリスト」として、結婚式に関する様々な制約や既成概念を取り払い、社会貢献できる事業モデルの創造を目指す。